Zonoは小説家の夢を見るか

物書きになるぞ!
ということで、基本的に自作小説の投稿をしていきます。
たまに、他のことも書くかもしれません。

【英雄ノ系譜】#4 エルフ

【東ノ国・森林中部】


男「あの魔物は……」


スケルトン「」カタカタカタ


男「確か……スケルトンとかいったか……初めてみた……」


??「助けて……っ」


男「っ! 待ってろ!!」シャキン



男「うらぁぁ!!」ブンッ


男は剣を振り下ろした!


スケルトン「」カタカタ


ガキィンッ!!


スケルトンは、剣で刃を受け止めた!


男「なっ!?」


スケルトンは、男の腹を蹴り飛ばした


男「ごふっ!」


男は吹き飛び、木に叩きつけられた!


??「大丈夫ですか!?」


??は回復魔法を唱えた!


男「ぐっ……ありがとう……」パァァ


男(このスケルトン……強いぞ……)


男は立ち上がった!


男「キミ、魔法を使えるのか」


??「は、はい! 少しだけですが……」


男「補助魔法は? 回復だけか?」


??「あとは加速魔法とか……」


男「いいね。合図したらそれを俺に使ってくれ! 奴に一撃喰らわせてやる」


??「わかりましたっ」


男「いくぞっ!」ダッ


男はスケルトンに向かって走った!


スケルトン「」ブンッ


スケルトンが剣を振り下ろす!


男「よしっ! 今だ!」


??「加速魔法!」


??は加速魔法を唱えた!
男の移動速度が上がった!


男「はあぁぁっ!」ザンッ


男はスケルトンの剣を潜り抜けて、一閃を叩き込んだ!


スケルトン「」バラバラバラ


スケルトンは崩れ落ちた!


男「はぁ……はぁ……やったか……」


??「大丈夫ですか!?」タタタ


男「あぁ……いやぁ……強かったなぁ」


??「助けて頂いてありがとうございます」ペコペコ


男「キミのおかげで倒せたよ。こちらこそありがとう」


??「いえいえ、そんなそんな」ペコペコ


男「ってか、君のその耳って……」


??「へっ? あっ! あっ! フードが!」ワタワタ


男「……」


??「……見ました?」


男「……」コクリ


??「ふぇぇ……」


男「キミは……エルフなんだな」


エルフ「……そうです」


男「確かエルフって、人間が苦手なはずじゃ……」


エルフ「それはっ、そういう風に言われてるだけで、そんなことはありません!」


男「そうなのか」
エルフ「そうなんです!」


男「それにしても、どうしてこんなところに居たんだ? しかも、スケルトンにまで襲われて……」


エルフ「薬草を探していたんです。そしたら、いつの間にか結界の外まで出てしまって……」


男「へぇ……え? 結界って何?」


エルフ「あっ! 私、結界のこと言っちゃってましたか!?」


男「お、おう……」


エルフ「あわわ……どうしよう! 絶対人間に教えちゃいけないって言われてたのに!」


男「そ、そうなんだ~」


エルフ「あぁっ! また……っ」


男「落ち着いてよ。別に他の人に言ったりしないからさ」


エルフ「ううう……」


男(なんだかすごい娘だな……)


男「じゃ、俺はこの辺で……」


エルフ「えっ、あっ! この度は、本当にありがとうございました!」ペコリ


男「うん。気をつけて帰るんだよ、って足元!」


エルフ「はいっ……ってあわわ」ヨロヨロ


男(あぶなっかしい……)


エルフ「さよーならー!」フリフリ


男「おーう!」



男(エルフがいたことにも驚いたけど、なんであんなところにスケルトンがいたんだ? やっぱり何かが起こっているのかも……)


男(とりあえず、いったん帰って報告しよう)
男(エルフのことは……言わないでおいたほうが良いな)

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